2022年10月6日(木)、福島県いわき市で「移動スーパーとくし丸」事業を展開するスーパーマルトの9号車が開業しました。
スーパーマルトは2020年12月に1号車を開業させて移動スーパー事業を開始しました。
それから約2年で車両を9台まで増やしたということで、地域住民の移動スーパーへの期待と需要の高さが伺えます。
スーパーマルトはいわき市と茨城県北部に店舗を展開していることから、それらの店舗近くを巡回をしています。
福島県いわき市で「移動スーパーとくし丸」9号車目開業( 株式会社マルト) https://t.co/ijZRs0MbO0 pic.twitter.com/8P6gR4didQ
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福島県いわき市で「移動スーパーとくし丸」8号車目開業! 2022年7月16日(土)株式会社マルト https://t.co/uQn6v5pbSm via @PRTIMES_JP
— マルト (@super_maruto) July 21, 2022
【スーパーマルト公式サイト】移動スーパーとくし丸サイトへリンク
目次
移動スーパーとくし丸とは?
全国にとくし丸を運営する「株式会社とくし丸」は2012年に設立され徳島県徳島市に本社を置き、食材宅配サービス事業を手掛ける「オイシックス株式会社」の子会社です。
創業者自身の身内が徳島県の山間地域で生活し買い物難民だったことから移動スーパー事業に着目し起業しました。
移動スーパーとくし丸の特徴として1つの商品を玄関先まで届けるという付加価値の付くサービスの提供で一律10円を値上げするルールがあるようです。
全国各地のスーパーマーケットと提携しスーパーマーケットで売られている生鮮食品や一般食品など400品目以上の商品を取り扱います。
提携しているスーパーの一つには食品流通業界大手の「イトーヨーカドー」も全国でとくし丸事業を展開をしています。
今後国内では更なる高齢化が進み、「高齢により車の運転ができない」「身体が弱って出かけられない」などの買い物弱者を支援し救済する活動の意味合いもあります。
また地域の「見守り隊」としての役目を果たすことも目指しているようです。
マルトの9台目の移動スーパーとくし丸について
今回開業した9台目のとくし丸の訪問地域は「マルトSC草野店」からいわき市北部の下記の地域を週2〜3回巡回します。
(1)四倉町地区:月曜日、木曜日
(2)四倉町上仁井田・平下神谷地区:火曜日、金曜日
(3)久之浜町地区:水曜日、土曜日
取り扱い商品は生鮮食品や惣菜など約400品目、1200点になります。
スーパーいちいが飯館村でサービス開始
現在、福島県内では「マルト」、「かわちや・かねか」、「いちい・鎌倉屋」が「とくし丸」と提携して移動スーパー事業を展開しています。
福島市を中心にスーパーを展開する「いちい」は202年9月12日に未対応だった新たな地域となる福島県飯館村でサービスを開始しました。
同村は福島第一原発事故のより2017年まで避難指示が出されていた地域で、村内の小売店は道の駅とコンビニのみで帰村してきた人の為にも買い物環境の整備が課題となっています。
また村内には高齢者のみで生活している世帯も多く「とくし丸」の事業目的の一つでもある「見守り隊」としての活動にも期待がかかります。
現在スーパーいちいは福島県の県北と県中地域で10台の車両を運営しています。
【いちい公式サイト】移動スーパーとくし丸販売エリアへリンク
福島県飯舘村で移動スーパー運行開始 いちい https://t.co/JznLY78J5x 福島民報 #fukushima #福島
— 福島民報 (@FKSminpo) September 12, 2022
福島県最大手のスーパーも移動販売を開始
福島県最大手のスーパーマーケット「ヨークベニマル」も2022年7月に福島市で移動スーパー「ミニマル」の自社運営をスタートさせました。
ヨークベニマルnews|福島西店を拠点に移動スーパー「ミニマル」7/8運営開始 – 流通スーパーニュース https://t.co/FukPzQQlKK
— Nao🕊NoWar (@naa201109) July 4, 2022
ヨークベニマル、移動スーパー「ミニマル」を運行開始 – 激流オンライン | 流通業界の国内・海外ニュース https://t.co/3iz15EfT8k ヨーカ堂はとくし丸と組んだのに、ベニマルは自社運行か。車のデザインがとくし丸っぽい。
— ぐりちろん 国葬in武道館 より #たまむすびin武道館 (@gurichiron) August 14, 2022
おはようございます。
8日、ヨークベニマルの移動販売スーパー「ミニマル」の運営が始まりました。
移動販売ミニマルまで移動して買い物してみたいな(>_<)https://t.co/DIH1HlwqaA— ふくスマなう! (@fukusumanow) July 8, 2022
今後、ヨークベニマルの移動スーパーは現在の状況を検証のうえ他店にも拡大していく考えとのことです。
今や競合するのは店舗間のみならず、移動スーパーの存在も無視はできない状況になりつつあります。
最後に・・・
移動スーパーは郊外の高齢者を対象となる割合が高いですが、都市部ではネットで注文して自宅まで宅配してもらう「ネットスーパー」の需要が高まり事業が急拡大しているようです。
コロナウイルス感染拡大に伴い人との非接触ニーズの高まりと、また高重量の荷物を玄関先まで配達してもらえるという利便性の高さから利用者が増加傾向にあり、首都圏に店舗を展開するスーパー各社でもネットスーパーのサービスに力を入れています。
福島県内ではネットスーパーの需要は未だ低いと思われ、対応する店舗は大手のイオン、楽天西友、イトーヨーカドーでローカルスーパーではいわき市のマルトがネットスーパー事業を運営しています。
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