2019年2月に福島県のスーパーマーケット業界に「ヨークベニマル本社の移転」というビッグなニュースが飛び込んできました。それではどのような内容なのか、新聞各社の報道を参考に解説していきたいと思います。
目次
現在のヨークベニマル本社場所について
現在のヨークベニマル本社は郡山駅より西に3.8km、郡山市朝日2丁目に位置し、周辺は郡山市役所も近く、保健所や社会保険事務所など公共の施設もあり、その他病院、郵便局、JA施設、テレビ局や新車ディーラー、各種商業施設や娯楽施設、飲食店が多数立地している郡山市の心臓部とも言える大変賑いのある場所にあります。福島県を代表する大企業でスポーツ用品店を全国に展開している東証1部上場企業の「スーパースポーツゼビオ」本社も近くにあります。又、ヨークベニマル本社近隣にはスナックを中心とした飲食店が多く連なり、通称「朝日の飲屋街」として夜にはネオンがギラギラ輝くとても華やかな地区へと変貌します。
ヨークベニマル本社移転場所について
今回ヨークベニマルが本社を移転させる場所は郡山駅東口出口から約400mの徒歩圏内の場所になります。当初はホームセンターが出店し営業していた場所ですが後に中古車販売店に変わり現在はコインパーキングになっています。郡山駅東地区は商業施設やオフィスが集中する駅西地区と比べて人通りや交通量が少なく閑散としていて、また、郡山駅東に広大な土地を保有する創業103年になる化学工場があり、駅東地区開発の妨げとなっているのが実情で、長年にわたり郡山市の課題となっています。建設予定地は駅東口から400m徒歩5分の場所ですが、実際に新幹線を利用して行く場合は新幹線改札口から東口出口まで東西連絡通路を通り約500mあり、計1km弱、徒歩で10分程度かかると思われます。駅近くの徒歩圏内とは言っても車社会で歩く機会が少ない福島県民にとっては微妙な距離ではないでしょうか。また、ヨークベニマルの旗艦店でもある「横塚店」が1km弱と近く、本社との連携が容易になります。
移転する理由について
現在のヨークベニマル本社は1980年代に建設され築40年以上経ち、経年による建物の老朽化と、事業規模拡大による敷地と建物の手狭感があります。また親会社であるセブン&アイ本社が東京都内にあり、ヨークベニマル自体も県外に多くの店舗を展開していることから、駅新幹線を利用して来訪する人も多く、人の行き来が容易な駅近くに移転させることを決定したようです。
確かに5県に225店舗を展開しているヨークベニマルの現在の事業規模を考えても手狭感は否めず、現在の本社建物を外観から見ても古さと会社規模に対しての小ささを感じます。今後ますます店舗数が増え事業が拡大されることから今回の本社新築移転の決定はベストなタイミングと考えられます。
新社屋について
新しいヨークベニマル本社新社屋は現在の広さの約3倍、1フロア約3300平方メートル3階建てになり、約650人収容可能な大会議室と肉や野菜、魚の切り方を学ぶ技術研修センターを備え、現在市内各所に点在しているそれらの施設が集約されます。また、通勤や来客者対応の為に約400台収容可能な立体駐車場も併設され、投資額は土地代込みで40〜50億円の見込みです。
具体的には1階に営業、業務管理、企画開発といった本社機能をワンフロアに集約、2階には食堂、会議室、テストキッチン、3階には技術トレーニングセンターが整備される計画です。
移転時期について
現時点での計画は2021年の春をめどに完成移転させる方針で、今後入札を経て早ければ今夏の着工を目指しています。
最後に
今回のヨークベニマル本社移転によりJR郡山駅東西の人の往来が増え、東口活性化の起爆剤として関係者の期待が高まっています。また移転後の跡地も郡山市で最も地価の高い一等地であることから利用方法についても注目されています。
ヨークベニマル本社建設予定地に行ってきた動画へリンク (YouTube ふくスマなうチャンネル)
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