2020年12月4日(金)午前9時にリオン・ドール野田店がオープンしたので早速行ってきました。
以前はTUTAYA福島西口店だった店舗を改装しての出店ということで、果たしてどのような売り場になっているのか興味が高まります。
目次
リオン・ドール野田店の商圏と競合店
リオンドール 野田店は福島駅西口より約1kmと福島市の中心市街地に位置し、周囲には戸建住宅が密集し商圏的には最高の場所であると思われます。その分、競合するスーパーマーケットも多く半径1km以内には5店舗のスーパーマーケットが鎬を削っています。
リオン・ドール南中央店。
野田店から西に1km、同じ高湯街道沿いで営業しています。
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ヨークベニマル野田店。
福島駅から一番近いヨークベニマルで大型の店舗です。 |
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いちいパワーデポ方木田食品館。
1994年にオープンしました。 |
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福島駅西口ピボット食品館。
生鮮食品売り場スペースは比較的狭いですが青果、精肉、鮮魚、惣菜等、一通り品揃えがされています。特に鮮魚は高級魚の取り扱いが多く、寿司は高価格ですが専門店同様のレベルの高い新鮮で美味しそうな握りが売られていました。駐車料金は30分無料です。 |
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イトーヨーカドー福島店。
駅前に立地していながら買い物をしなくても2時間無料という神対応です。
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ヨークベニマル福島西店。
福島西道沿いにあり大型の店舗です。 |
リオン・ドール野田店の店舗の特徴と店内レイアウト
店内の広さは809㎡と平均的なコンビニの4軒分の広さとなっています。
まずは店内のレイアウトですが、リオンドール 小型店舗で見られる特徴的なレイアウトになっており、弁当や惣菜、寿司、サンドイッチなど即食できる商品を店舗に入り口直ぐの場所に平台で展開しています。
惣菜コーナーの後は青果、精肉、鮮魚、冷食、飲料と壁沿いに冷ケースが並び、中央には一般食品、酒、日用品雑貨が陳列されていました。また青果売場では生産者直売コーナーも展開されており、イートイン、パブリックスペースも12席設けられています。精肉、鮮魚、惣菜に関しては店内でパッケージや調理加工する「インストアパック」ではなく、業者や近隣店舗で「アウトパック」された商品が陳列してありました。またリオンドール 野田店の営業時間は朝7時からと早く、競合店対策は近隣スーパーマーケットのみならずコンビニもターゲットに入れた戦略ではないかと考えられます。
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リオン・ドール出店戦略は?
近年、リオン・ドール は空きテナントを利用しての出店を増やしています。
利点として建物を新築するよりも安い費用で短期間での出店が可能であり事業を拡大させる戦略の一つとして有効であると考えられます。
現在、郡山市内に出店が噂されている建物も、以前は古着のリサイクルショップだった店舗です。
またリオン・ドールは小型店を中心に生鮮食品や惣菜を近隣店舗や専門業者によるアウトパックシステムを積極的に導入しています。
アウトパック化することにより設備投資や人件費を抑制でき低コストで出店、運営、管理できるメリットがあります。
その辺りも含めて、今後のリオン・ドールの 出店戦略が注目されます。
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