浪江町の住民が待望していた町内唯一のスーパーマーケットとなる「イオン浪江店」がオープンしたので早速行ってきました。
7月14日(日)のオープン初日には渡辺博道復興相、内堀雅雄知事、吉田数博町長らが出席し祝辞が述べられテープカットが行われました。また、幾世橋芸能保存会による神楽演舞も披露されるなど盛大なオープニングセレモニーが行われた模様です。
我々が訪問した7月15日(月)はオープンして2日目で海の日の祝日ということで大勢の来客で賑わい、地元住民の期待の大きさが伺えました。
それでは「イオン浪江店」がどのような店舗なのかをレポートしていきたいと思います。
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目次
イオン浪江店の商圏概要
浪江町は福島県の浜通り（沿岸部）中部に位置し、イオン浪江店は福島第一原発からは10km圏内に入ります。2017年に町の中心部の避難指示が解除されたものの、219年7月現在で町の山間部を中心に大部分の地域がいまだ帰還困難区域に指定されており、町に帰還し定住している人口は震災前の６％、1067人となっています。イオン浪江店の場所は浪江町沿岸部の中心市街地、国道６号近く浪江町役場向かいになります。（詳しくはYouTubeふくスマなう！チャンネルをご覧ください。チャンネル登録もお願いします。）近くにはヨークベニマル浪江店がありますが現在休業中です。
イオン浪江店の店舗の特徴
小型の店舗ながら生鮮食品や日用品から医薬品まで取り揃えてあり、店頭では取り扱いのないベビーカーなどのベビー用品や寝具、家具、収納用品、カーテンなどのインテリア商品まで、合計約7700点の商品がお取り寄せ可能であり、イオンの大型店同様のお買い物ができます。
まずは店内に入って直ぐの場所に地元請戸漁港や相馬、小名浜で水揚げされた新鮮な魚介類、カレイ、天然真鯛、スズキ、貝類が販売されていて海沿いの町ならではの商品陳列が施されていました。また、小型店舗ながらイートインスペースが53席も設けられており地元住民の交流の場としての活用が期待されます。
そして最大の特徴は営業時間が「平日は朝6時からオープンする」ということではないでしょうか。
現在浪江町に居住している住民は1000人強ですが、原発関連作業や除染作業、中間貯蔵施設等の復興関連事業に従事している人口は数千人と言われており、そのほとんどの人が近隣の浪江町や富岡町に単身で居住していると思われます。それらの人々の為に即食できる弁当、惣菜、パン類の品揃えを充実させ、朝食ニーズにも対応する為の早朝営業であると考えられます。ちなみに日曜、祝日は朝9時からのオープンになります。
また、レジ3台がコンビニのように横並びに配置してあり袋詰めのサッカー作業も店員さんが行ってくれます。
お薬相談カウンターも設けられ年中無休で登録販売者が常駐し、どなたが？いつから？どのような症状で？今服用中の薬は？などの詳しい話を聞き本人にあった薬を勧めするなど、小型店舗ながらも非常に充実した店舗内容になっています。
＊イオン浪江店では「がんばる浪江町！プレミアム付き商品券」をご利用いただけます。
イオン浪江店のまとめと改めて一言
原発事故後、浪江町で唯一のスーパーマーケットとなる「イオン浪江店」。2017年3月31日に全域避難指示は解除されましたが、現在も「帰還困難地域」が町内の大半を占め、町内の居住人口は事故前より大幅に減少しています。浪江町に帰還した人口は先月末時点で震災前の６%、１０６７人となっています。しかし一方で帰還を考えている人は町民全体の１０%を超えていると言われていて、その方々の帰還を後押しする意味でも生活インフラであるスーパーマーケットの開店は非常に重要です。街の復興拠点でもある「イオン浪江店」のオープンに我々も応援して行きたいと思います。
「当サイトは浪江町の完全復興を応援します」by ふくスマなう！サイト運営チーム一同より
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イオン浪江店の店舗概要
店舗名称： イオン浪江店
所 在 地 ： 福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字大添６０番地１（浪江町役場前）
電話番号： ０２４０－２３－６８８５ ※７月１４日（日）開店以降、利用可能
店 長： 二本木(にほんぎ) 俊介
開 店 日 ： ２０１９年７月１４日（日）
売場面積： 約８８１㎡（約２６６坪） ※イートインコーナー含まず
営業時間： （平日・土曜日）６：００～２０：００ （日曜日・祝日）９：００～２０：００
休 業 日 ： 年中無休
駐車台数： 約５０台
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